本・書籍

2011年08月24日

約1ヶ月振りとなる読書ネタ。

前回の読書ネタの時にも書きましたが、7月以降読書ペースが戻ってまして、このペースが現在も維持。
8月のお盆の連休中は、一気に9冊を読了。

ただ、積んである未読は、まだなお20冊をキープ。
どうも、本屋さんに出かけるとついついと追加で購入してしまうんですよね。

さて、今回は、7月から8月初めにかけて読んだ3冊を紹介。

ローリーキング著 山田久美子訳「疑惑のマハーラージャ」(集英社文庫)
 w_P1000451

ローリーキングさんのこのシリーズは初めての紹介となりますが、今回のこれはシリーズ第7作目のものとなります。
「シャーロック・ホームズの愛弟子」という副題があるとおりに、シャーロック・ホームズが登場します。
愛弟子はメアリラッセルという若い女性でして、このメアリはホームズの妻なんですね。

今回は、インドが舞台となっていて、ホームズの兄であるマイクロフトの依頼で行方不明の英国スパイを捜索するという大雑把な流れになりますが、どうも最近はミステリーというよりアクション小説っぽくなってきいるように感じます。

さてお次は、これも初めての紹介となります近藤さんの2冊

近藤史恵 著「天使はモップを持って」「モップの精は深夜に現れる」(文春文庫)
 w_P1000479

オフィスの掃除スタッフが、そのオフィスのちょっとした事件を解決するという内容です。
掃除スタッフならでは視点で、ゴミの状態などから事件を推理する、どちらかと言うと安楽椅子探偵ものに近いかもしれませんね。

と、いつものようにほとんど内容を書かずにこの程度で。

どちらの作品も良かったら読んでみてください。

 



2011年07月27日

先週に続き、結構短期間での読書ネタとなります。

前回の時にも書きましたが、7月に入ってから読書ペースが戻ってまして、現時点で7月の読了が6冊で、週に1,2冊ほどになってます。

この中から今回は、3冊ほどを紹介。

まずは、東さんの作品。

東 直己 著「半端者」(ハヤカワ文庫)
 w_P1000434

これは、以前に紹介したことある「ススキの探偵」シリーズの番外編的な作品となっていまして、主人公の「俺」がまだ大学生の時のものです。
まー、読んでいると、ちょっとこんな学生がいるかな?と思うこともしばしばありましたが、相変わらずスピーディな展開がなかなか面白かったですね。

お次は、大崎さんの作品。

大崎 梢 著「夏のくじら」(文春文庫)
 w_P1000435

大崎さんの作品も、このBlogの読書ネタではたびたび登場しますので、お馴染みですかね。
今回のこの「夏のくじら」は、ミステリーではなく、青春ものになります。
舞台は高知で、大学進学で高知にやってきた(実は、とある憧れの女性を追いかけて高知まで)主人公が、よさこい祭りに誘われて参加し、その祭りに次第に熱中して行く。
そんな祭り本番を迎えて、憧れの女性には巡り会えたのか・・・といった感じの流れです。
って、かなりいい加減ですけどね。

さて、3冊目は、似鳥さんの作品

似鳥 鶏 著「まもなく電車が出現します」(創元推理文庫)
 w_P1000426

この作品のシリーズは以前に(と言っても、4年ほど前ですね)「理由あって冬に出る」を紹介したことがありますが、その後の「さよならに次にくる」は紹介していませんでした。
ちょっと、中抜けで申し訳ないですが、まー気にしないでください。(読了してますよ)

このシリーズは、学園青春もののミステリーとなっていまして、短編が5作品収録されています。
内容は全く書きませんが、さらりと読める軽めの1冊ですね。

さて、今回もいつものように内容はほとんど書きませんが、興味があればご自身でお読みください。

 



2011年07月21日

前回の読書ネタの時に、6月の読了が1冊のみと書きましたが、7月に入り、4冊読了とようやく読書ペースが戻ってきました。

今回は、その中から乃南さんの1冊を紹介。
乃南さんの作品は、以前、何度か紹介していますので、お馴染みになりつつありますね。

乃南アサ,園田寿 著 「犯意」 (新潮文庫)
 w_P1000427

この作品は、乃南さんの短編小説に、弁護士の園田さんがその犯罪についての法解説が付く、ちょっと変わった感じの作品となっています。
小説で起きた犯罪は、どのような法律(刑法ですが)で、どういった刑罰が適用される可能性があるとかの解説がなかなか興味深いですね。

と、まーいつものようにこの程度にして、後は、興味があればご自身でお読みください。
なかなか面白いと思いますよ。

 



2011年06月29日

久しぶりとなる読書ネタ。

相変わらず、読書ペースは落ちたままでして、今月も終わりですが、読了は1冊のみ。
今月唯一読んだ1冊を紹介。

今回は、ここの読書ネタではよく登場する阿川さんの1冊。
と言っても、週刊文春に連載中の対談記事の文庫第8弾ですけどね。

阿川佐和子 著「阿川佐和子のこの人に会いたい 8」(文春文庫)
 w_P1000419

今回収録されている主なゲストは、長嶋茂雄さん、綾小路きみまろさん、野口聡一さん、さだまさしさん、お父さんの阿川弘之さんなど20名。

お気楽に読める対談集ですので、こんな読書ペースの落ちたこの時期には最適でした(笑)。

 



2011年05月25日

かなり久しぶりの読書ネタ。
前回の読書ネタから約1ヶ月。
5月の連休も積んである未読の文庫はほとんど減らずに、読書欲の減退期へ突入した感ありまして、このまましばらくは読まない日が続きそうです(苦笑)。

そんな少ない読了の中から、今回は、高田さんの1冊を紹介。

高田崇史 著「QED 九段坂の春」(講談社文庫)
 w_P1000248

QEDシリーズは、過去に数度か紹介してことがありますが、これは、そのシリーズ初の短編集で、登場人物4人の過去を書いた番外編です。

短編4作品で、タイトルに「春」「夏」「秋」「冬」の季節が入りまして、時間設定も、古い順で収録されています。

と、いつものようにさわりも書かずにこの辺でおしまいにしますが、QEDシリーズを読んでいなくて、いきなりこれを読んでも、楽しめると思いますので、興味があれば一度読んでみてはいかがでしょうか。

 



2011年04月27日

前回から、少々間が空きましたが、久しぶりに読書ネタです。

今回は、読書ネタではたまに紹介する坂本さんの作品

坂本司 著「短劇」(光文社文庫)
 w_P1000222

これは、いつものミステリーではなくて、珍しいですがショートショート集となっています。

1つが10ページ弱でして、ちょっとした空いた時間に読むのには良いです。
ブラックな笑いなどがあり、ちょっとシュールな作品ですかね。

ただ、やはり私は、長編のミステリーの方が好きだな

 



2011年03月09日

前回の読書ネタのときにも書きましたが、読書ペースが停滞期でして、先週からの読了が0冊。
このまま、5月の連休あたりまでは、週に1冊前後の停滞状態が続きそうな感じです。

そんな停滞期の中、今回は、先月の読了分を3冊紹介。
と言っても、シリーズもので、1冊が300ページ弱のものですので、まとめて1冊とカウントしても良いかもしれません。

北村 薫 著「覆面作家は二人いる」「覆面作家の愛の歌」(角川文庫)
 w_P1000140

北村 薫 著「覆面作家の夢の家」(角川文庫)
 w_P1000141

北村さんの作品は、過去に2度ほど紹介していますので、記憶にあるかもしれませんね。

今回は、覆面作家シリーズです。

家の外と内では、人格が変わるお嬢様で覆面作家という設定のミステリーとなっていまして、どちらかと言うと安楽椅子探偵物となっています。
で、出版社の担当者との恋バナ?も。
このシリーズは、この3冊で完結なのですが、ちょっと名残惜しい感じがします。

と、いつものようにさわりも書かずこの辺で。
後は、興味があればご自身でお読みください。

 



2011年03月02日

新年が明けて2ヶ月。
最近は、2週間で1冊前後しか読んでなくて、そろそろ、読書ペースも減退期に突入といった感じです。

今回は、少ない読了の中から、村山さんの1冊を紹介。

村山早紀 著「カフェ かもめ亭」(ポプラ文庫)
 w_P1000115

村山さんの作品は以前に一度「コンビニたそがれ堂」を紹介したことがありますので、これで二度目になります。

この作品は、以前紹介した「コンビニたそがれ堂」と同じ風早という港町が舞台で、この町のカフェ カモメ亭のお客さんがマスターに語るちょっと切ないお話の短編連作集です。
「コンビニたそがれ堂」とは姉妹編となっていますが、書き下ろしの中編に不思議なコンビニとしてちょっと登場するだけですので、「コンビニたそがれ堂」を読んでいなくてもお話的には問題ありませんね。

と、いつものようにこの辺で。

ちょっと切なくて、でもほんわかした感じを味わいたい方は読んでみてください。




2011年02月22日

2週間振りの読書ネタ。
本当は、先週書く予定だったのだけど、少々仕事が忙しくて忘れてました(笑)。

さて今回は、加納朋子さんの作品。
加納さんのものは、過去に何度か紹介していますので、ご記憶にある名前だと思います。

加納朋子 著「いちばん初めにあった海」(角川文庫)
 w_P1000068

加納さんの作品は、普段の日常生活の中のささやかな「謎」ときものが多くて、殺人事件などとは無縁です。
ただ今回は「殺人」というキーワードが出てきまして、ちょっとサスペンスチックな展開となっています。
短編2作の構成なのですが、この2作を一対で1つの物語といった感じで、どちらか片方ではしっくりとはまらない感じですね。

と、いつものようにこの程度にしておいて、後は、興味がある方はご自身でお読みください。

 



2011年02月08日

2週間振りの読書ネタ。

年末年始は、かなりハイペースで未読の山を崩したのですが、2月に入ってからはかなりのペースダウン。
1月中旬以降は、1週間で1冊程度になり、2月の1週目の土日は0冊。
しかし、文庫の購入量は、あまり減っていないので、現在の未読は13冊と結構積みました(笑)。

そんな中で、今回は1月に読んだ2冊を紹介。

高田崇史 著「クリスマス緊急指令」(講談社文庫)
 w_P1000044

高田さんの作品は、過去にQEDシリーズなどを数回紹介していますので、このBlogでは結構お馴染みです。
この作品は、クリスマスを題材にした短編のミステリー集で、いつものシリーズ物とは違った雰囲気の作品が収められています。
ただ、やはり私は長編か、連作集のような物の方が好きかな。

お次は、谷原さんの作品

谷原秋桜子 著「鏡の迷宮、白い蝶」(創元推理文庫)
 w_P1000013

過去に谷原さんの作品を紹介したことがあったと思っていたのですが、調べてみると今回が初めてになりますね。

この作品は、谷原さんのデビュー作「天使が空けた密室」の<美波の事件簿>シリーズの前日譚第二弾短編集となります。
このシリーズは、かなりライトなミステリで、気楽に読めてなかなか面白いですよ~。

とまあ、いつものようにさわりも書きません(笑)ので、後は興味があればご自身で読んでみてください。
両作品ともなかなか面白く読めると思います。




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